[コンドミニアム] 入居時 / 退去時の注意点
こんにちは!リーラコーエンマレーシアの五十嵐です。
マレーシアは生活で欠かせない居住(物件)環境が東南アジアの中で特に恵まれていることで有名です。
いわゆるタワーマンションに家具付き・各種施設[ジムやプール、サウナなど]などの条件をつけても家賃のコスパは最強です。
そのため、これまでに過去2回に渡って関連記事を作成してきました。
そこで今回は、《実際に退去した際に経験した事前に知っておくとよい注意点》について記述させていただければと思います。
*この記事の内容は、筆者の体験談(不動産担当者からの説明含む)に基づいているため、一部誤認識が含まれる可能性もございます。
☆★☆こんな方々におすすめ!!!☆★☆
『コンドミニアムの退去時の流れが知りたい』
『退去時の請求内容や金額が妥当なのか知っておきたい』
『入居時に気を付けておくことが知りたい』
☆★☆【目次】☆★☆
1. はじめに ~「契約の更新」or「退去」の決断~
2. 退去時に発生する費用
3. 退去までのスケジュール感
4. 引っ越しで学んだ入居時の注意点
5. おわりに
1. はじめに ~「契約の更新」or 「退去」の決断~
前回の記事でご紹介の通り、マレーシアのコンドミニアム契約は1年が一般的で希望や交渉に応じて2年など期間を変更することがあります。
※「1+1年契約」も通常の1年契約としてカウントしてます
※1年未満の契約は珍しいですが、ごく稀にあるようです
契約満了日の2か月前にオーナーから「契約の更新」or「退去」の確認があるためそれまでに意志を固めておくことをお勧めします。
「契約の更新」であれば提示された家賃金額と更新する年数を受け入れて書類手続きするだけなので問題はないかと思います。
今回、私は「退去」を決断しましたので、その際に発生した費用や手間、スケジュール感などを共有していければと思います。
2. 退去時に発生する費用
「退去時に備えていくら用意しないといけないだろう?」
そういった不安もあるかもしれません。
結論、オーナーに支払う費用は全てデポジットから引かれるため追加で現金を用意する必要はございませんでした。
(不動産エージェントにも支払う費用はなにもございません)
一般的には家賃の2.5か月分をデポジットとして入居時にオーナーへ支払います。
その金額内で収まる限りは追加で支払いはなく、むしろデポジットから差し引かれた残額が返却されます。
しかし、問題はここからです。。。
日本でいう敷金にあたるデポジットとですが、日本と違って満額戻ってくることはありませんでした。
今回は、実際に請求があった(デポジットから差し引きされた)項目をご紹介させていただきます。
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● 部屋のクリーニング代 RM150
入居時に部屋の清掃をしてから受け渡しがあります。埃が残っていたりと詰めの甘さを感じましたが「無料」なので気にしてませんでした。
実際は、退去時に自分自身が次の入居者のためにクリーニング代を支払うのが通例らしいです。なので実際は有料のクリーニング代となります。
● エアコンの点検代金 RM160×台数分
マレーシアのコンドミニアムにはエアコンが多数ついており、実際にうちの物件にも4つ取り付けてありました。
私は扇風機のみ利用で一度も使ったことなかったのですが、利用歴関係なく台数分の請求がありました。
※直近で業者に頼んで点検や修理をしてもらった場合は領収書を保管しておくと免除になることもありそうです
● カーテンクリーニング RM400
こちらの項目は例外だと思います。束ねられたカーテンを一度も開いたこともないですが、不思議と1万円以上請求されました。
しかも買い替えた際のレシートの提示もありませんでした...
● 最終月の水道光熱費の残債
退去のタイミング次第では請求書が手元に届かないため、最終月分はデポジットからの相殺となります。
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その他、備え付けの物品や壁などに傷をつけてしまうと弁償代金が請求される可能性がございます。
ちなみに小物系は細かくチェックはなく、多少の紛失は確認されることはなかったです。
(割ってしまったコップや折れてしまったハンガー、元々あった消耗品などは対象外)
【再掲】
*この記事の内容は、筆者の体験談(不動産担当者からの説明含む)に基づいているため、一部誤認識が含まれる可能性もございます。
3. 退去までのスケジュール感
前述の通り、契約満了日(=退去期日)の約2か月前までにオーナーへ退去の意志を伝達します。
その後、新しい物件探しをするとともに荷物の整理をしましょう。
退去日は数日早く設定されたり退去日前に内覧許可を求められたりしますが、退去するまでは拒否権があります。
部屋に人を入れるのが不快であったり、ギリギリまで滞在していたい方は断ることもできるようです。
ただし、退去日もしくはそれよりも前に荷物を移動したうえで不動産エージェントやオーナーと約1時間部屋の中を確認します。
そこで入居時の物品チェックリストや破損などの状況を確認してデポジットから引かれる額は追って連絡が届く運用でした。
しばらく連絡はなく、退去日から約1か月経過した頃に突然銀行にデポジットから差し引かれた金額が振り込まれていました。
内訳は聞いたら確認でき、おかしな点があれば交渉をしてみるといいかもしれません。(私の場合、無駄となりましたが)
4. 引っ越しで学んだ入居時の注意点
今回の引っ越しにおいて、入居時に注意しておきたい点を以下のように2つにまとめてみました。
これからマレーシアの物件を探さられる方は参考にしていただければと思います。
● 物件オーナーとの事前対面・入居後の連絡先取得
引っ越し前の物件では、オーナーと顔を合わせることもなければ直接連絡を取ることも一度もありませんでした。
入居時から数々の問題はあったのですが、退去するギリギリまでオーナーとは直接的に対話ができておりません。
その結果、不本意な請求がこれまでもあり残念な思いもありました。
入居前に物件オーナーと対面し信頼できることを確認し、さらに入居後もトラブルなどがあれば直接WhatsAppなどできる状態が理想です。
● 入居時には動画で部屋内を全体撮影
今回は破損や紛失による退去時の請求はありませんでしたが、念のため動画で残しておくのがいいと改めて感じました。
写真でも良いですが枚数が多くなるため、動画で細かいところまで近づけて撮影をしてヒビ割れや染色の状態保存をするのが効果的です。
気が利く不動産エージェントの場合、入居前に撮影した動画をオーナーとのグループチャットに投稿してくれるので安心です。
5. おわりに
今回は、実際に退去した際に経験した事前に知っておくとよい注意点をテーマにお話しさせていただきました。
結論、日本とは違ったことがマレーシアでは当たり前といったケースも多々あります。
事前に知っておくだけで心構えができたり、不要な勘違いもしなくて済む場合もございます。
今回の私の体験談がすこしでもお役に立てば幸いです。
☆★☆
以上、《実際に退去した際に経験した事前に知っておくとよい注意点》についてまとめてみました。
マレーシア就職についてご検討の方は、お気軽にご相談くださいませ。
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