【どちらがお得?】マレーシアとの商品価格比較
こんにちは!リーラコーエンマレーシアの山田です。
ちょうど今年の6~7月にかけて、ベトナムのホーチミンシティーとハノイ、マレーシアのクアラルンプールとペナン、そして日本の関東圏と関西圏にそれぞれ滞在しておりましたが、ちょうどその最中でコロナ感染者数の増加や円安の進行など、様々な動きがありました。
このような環境下で、コロナ明け最初の夏休みを目前に控えながらも、日本からの海外旅行することに抵抗感を感じ、「今年は国内で過ごそう!」という決断をされた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?
そのような皆様へ、今回、どの国で過ごしても手に入れられる “衣食住”関連商品の一部商品をピックアップして価格比較してみました!
各地域の代表的なショッピングモールなどに入っているアパレル店、またコンビニエンスストアや飲食店、スーパーマーケットやドラッグストアなどから、極力同じか類似する商品をピックアップして現在の為替レートを踏まえた概算の価格で比較してみたのですが、衣類や日用品においては、素材の違いや細かな食材の違い、セール品かどうかなどで多少の差はありますので、あくまで各国の価格の目安を知る、という観点でご覧になっていただけますと幸いです。
【目次】
- マレーシアと他国で大きな価格差はあるのか?
- 主な商品価格比較
- 旅行じゃ分からない!各地で生活するための注目点
☆★☆
マレーシア就職・転職を検討中の方は、ぜひリーラコーエンマレーシアまでお気軽にご相談くださいませ
1.マレーシアと他国で大きな価格差はあるのか?
傾向からお伝えしますと、日本企業がメーカーとなる商品の場合、東南アジアだから安い!といったことは決してなく、むしろ日本で購入する方が安いものはたくさんあります。日本のお菓子やドリンク類、レトルト食品などであれば圧倒的に日本の方が安く、中には2倍以上の差がつくものもあります。現地生産品か輸出品かなどでも異なりますが、よほどの経済環境の変化がない限りは、グローバル展開している同じ商品であれば東南アジアの安価な物価水準の恩恵を受けられるまでには至らないと思います。
また、グローバル展開している飲食店などで見た場合、ここに関してもアイテムごとに多少の違いこそあれ東南アジア圏だから特別安い、といったことはありませんでした。但し、国別で使用している材料が異なるような場合は、現地での仕入れ価格などの影響で日本よりも安価となっているとみられるものも一部見られました。
その他、今回のテーマで細かく触れてはおりませんが、現地で提供されている食品や生活必需品でみると、ローカル品は輸入品と比べて格段に安く、特に現地に根差したスーパーマーケットでは衣食住に関するあらゆる生活必需品が割安で手に入りやすいですので、ここを利用しない手はないと思います!
以上から言えることとして、日本より割安と言われる東南アジア諸国での生活を通じて物価安の恩恵を得るためには、『日本の生活基準をそのまま持ち込まず、いかに現地のアイテムで代用できるか』にかかっていると思います。好みやこだわりもある中で全てを変える必要はありませんが、細かな品質や素材の違い、味の違いに対してどこまで受入れられるかどうかで生活費を最適化し、生活以外のことに予算を活用できる割合などが大きく変わってくるでしょう。
マレーシア(クアラルンプール・ペナン)
ここ数年で新たなコンビニエンスストアや小売店、商業施設の展開が増えました。ファミリーマートやニトリ、ドンキホーテ(マレーシアでは“Don Don Donki”)、これらのお店が伊勢丹などの百貨店内や現地商業施設、三井アウトレット・ららぽーとなどの中で新規展開されており、また特に中心街ではスーパーマーケットやドラッグストアも充実している中で、多くのオプションからお求めになりたいアイテムを選択できる状況になっております。
ただ、日本と比べるとスーパーマーケットで食品のタイムセールをしていることはあまり見かけることはなく、破損品などでない限りは基本的に定価販売が一般的ですが、やはりローカル品ほど元値が安価であることから、ホーカー(屋台)での飲食やローカルスーパーマーケットの有効活用などによりコストパフォーマンスの良い生活が実現します。
マレーシアはコロナ前の数年間はGDP成長率4~5%台で推移してきており、また平均で3年に1回の頻度で最低賃金の引上げ(直近では2022年5月に25%アップ)が発表されているなど、賃金水準の上昇が顕著であり、他方で現時点ではモノによって違えど、全般的には急激な物価高騰は抑えられているように思いますので、比較的生活のコストパフォーマンスの恩恵が受けやすい国の一つかと思います。
日本(関東・関西)
近年はコンビニエンスストアの商品バリエーションも充実している中で、飲食店などを利用しなくても食生活が完結するように思いますほか、ス―パーマーケットなどに足をのばすと閉店前の時間帯などセール品が非常に充実しており、特段の贅沢やこだわりを持たずに工夫をして買い物をすれば、良いものを効率よく割安で手に入れることができる環境だと思います。
しかしながら、足もとでは様々な商品の値上げが発表されている中で、今後衣料品や食品、住まい用品は全般的に上昇傾向になるかもしれません。日本は、長らくGDPが伸び悩み、かつ全体的な賃金水準の引上げがなかなか躍進しない中で、このままの状況が続けば、今よりも生活費の割高感が高まっていく状況に陥る懸念はありますよね。
ベトナム(ホーチミン・ハノイ)
日本の飲食店や日系小売店などの展開が非常に多く、生活する場所を工夫すれば利便性とコストパフォーマンスのよさを享受できると感じました。日本やマレーシアと比べて公共交通機関が開通しておらず、まだまだバイク文化であることから、行動範囲次第で利便性も変わってくるところですが、百貨店の高島屋やホームセンターのコーナン、現地商業施設のビンコムセンターといったところで充分にショッピングを楽しむことができ、すき家や丸亀製麺、ちよだ鮨など、日本で馴染みのある飲食店が利用できることも安心できるところだと思いました。
また、現地のスーパーマーケットやドラッグストアでも生活必需品は手に入ることから、バイクを1台所有するか、以上で挙げた店舗からほど近い場所をお住まいに選ぶことが生活面のストレスを減らすポイントになるでしょう。
ベトナムでは間もなく人口1憶人を超える見込みかつ平均年齢は30歳前後である中で今後のGDP成長率の見込みでも6%台が予想されているなど、東南アジア主要国の随一のポテンシャルを持つマーケットであることから、公共交通機関の開通などインフラ整備が進めば、今後加速度的な成長が見込めると思います。物価は生活必需品以外では決して安価とは言えないものもみられますが、近年の最低賃金は毎年のように上昇しており、暮らしの利便性が高まっていくことで生活の知恵がつけば、コストパフォーマンスの良い生活が実現できる国だと思いました。
2.主な商品価格比較
ここでは、実際に各国での同一もしくは類似商品に関する価格差について触れてまいります!(極力同じメーカーやサイズ、仕様のものでの比較に努めましたが、完全には統一しきれませんでしたので、その点加味してご参照ください)
総じて言えることとして、生活必需品ほど国ごとにそこまで大きな差がなく手に入りますが、水やサンドウィッチなどの現地で作られたようなアイテムはマレーシアは割安、一方で日本のものがそのまま展開されているようなお菓子やドリンク類などは日本の方が割安という傾向でした。ただ、セール品の展開などもある中で、お店によって同じものでも価格差が生じますので一概には判断できないものもありました。
以下、各商品ごとの金額イメージとなります(※1リンギット=30円、10,000ベトナムドン=57円で計算)。
衣料品
ユニクロ
- 半袖ポロシャツ → マレーシア:2,397円~、日本:1,290円~、ベトナム:2,844円~
- 半袖ビジネスシャツ → マレーシア:2,397円~、日本:1,490円~、ベトナム:2,844円~
- 半袖Tシャツ → マレーシア:1,197円~、日本:1,000円~、ベトナム:1,704円~
無印良品
- 半袖Tシャツ → マレーシア:1,167円~、日本:990円~、ベトナム:849円~
- お菓子 → マレーシア:207円~、日本:99円~、ベトナム:160円~
食品
現地スーパーマーケット
- ポテトチップス(通常サイズ) → マレーシア:237円~、日本:105円~、ベトナム:336円~
- レトルトカレー → マレーシア:225円~、日本:105円~、ベトナム:274円~
- 日本メーカーのビール350ml → マレーシア:345円~、日本:206円~、ベトナム:314円~
コンビニエンスストア
- ミネラルウォーター500ml → マレーシア:57円~、日本:98円~、ベトナム:34円~
- ローカルビール350ml → マレーシア:228円~、日本:128円~、ベトナム:68円~
- おにぎり → マレーシア:126円~、日本:118円~、ベトナム:68円~
- サンドウィッチ → マレーシア:138円~、日本:228円~、ベトナム:137円~
マクドナルド
- チーズバーガー → マレーシア:221円、日本:160円、ベトナム:222円
- コカ・コーラSサイズ → マレーシア:113円、日本:100円、ベトナム:86円
すき家
- 牛丼(Small or 並) → マレーシア:264円、日本:400円(ミニで330円)、ベトナム:279円
- 温玉 → マレーシア:111円、日本:80円、ベトナム:57円
スターバックス
- アイスコーヒー(Tall) → マレーシア:270円、日本:390円(Shortは350円)、ベトナム:371円
- アイスカフェラテ(Tall) → マレーシア:414円、日本:455円(Shortは415円)、ベトナム:399円
住まい用品
現地ドラッグストア・スーパーマーケットなど
- シャンプー340gサイズ※1 → マレーシア:477円~、日本:574円(500g)~、ベトナム:473円~
- トイレットペーパー10~12ロール → マレーシア:330円~、日本:305円~、ベトナム:296円~
- お箸複数本セット → マレーシア:177円~、日本:110円~、ベトナム:106円~
※1. マレーシアとベトナムは容量340ml、日本では500gで販売されていたため、同じ340ml換算だと390円相当となることから、マレーシアより安価(水色)で記載。
※2. 上記の価格は、あくまで確認したお店において同じメーカーまたは類似商品をピックアップしてほぼ同条件での比較にこだわったものでしたので、さらに安価で販売されているものもございました。
3.旅行じゃ分からない!各地で生活するための注目点
これまで挙げさせていただいたアイテムの中には、短期間での旅行であった場合、具体的なアイテムを手に入れる目的などない限り現地でお求めになる優先順位の低いものが多いかもしれません。旅行の際は、限られた滞在日数の中で、厳選してレストランを選んだり現地特有のアイテムやお土産を求めるショッピングや観光、また滞在先ホテル内の設備利用などにお時間を集中されることが比較的多いのではないかと思いますが、長く滞在を続けていることで繰返し購入するアイテムや馴染みある飲食店といったところでの相場感は、現地での生活イメージを膨らませるための大きなポイントになるでしょう。
同じアイテムでも国が違えば多少の価格の違いを感じることはありますので、今現在、ご自身の生活の中で頻繁に利用している場所やアイテムをイメージしていただきながら、環境が変わっても同じアイテムが手に入りやすいか、手に入りにくい場合、代用となりうるアイテムなら手に入るのか、といったところにも注目していただけると、よりリアルに現地での生活感を捉えやすいのではないでしょうか。
最後に
以上、今回は、日本・マレーシア・ベトナム間での価格比較から読取れる生活感について記載させていただきました。
本ブログを通して、マレーシアやベトナムといった東南アジアの成長国で生活していくイメージが得られたようであれば幸いです。
マレーシア就職についてご検討の方は、お気軽にご相談くださいませ。
>>Reeracoen Youtube動画も、絶賛配信中<<
動画で"海外で働く・生活する"を知る、Reeracoen Youtubeチャンネル
ぜひチャンネル登録・イイね!をよろしくお願いいたします。